車椅子の方のための防災訓練を行いました!
地震が起きた時にスタッフの家族(車いすユーザー)が
ベットで寝たままじっと誰かが来るのを待っていた姿を見て、疑問に思ったことがこのイベントを企画したきっかけです。
車椅子ユーザーであるため、もちろん誰かの助けが必要です。自身で動けないのでもちろん1人で避難は出来ません。
それでも「このままでは最初に被害にあってしまう・・・」
障がい当事者の常に受け身でいることへの不安がありました。
本当に何もできないのだろうか、家族はどのように避難させれば良いのだろうか、そんな思いから障がい当事者や家族、介護者を対象に「車椅子の方のための防災訓練」を開催しました。
当日は消防署の方や市役所の方に協力いただき、避難所生活についての講話、煙体験、通報訓練・消火訓練、実際に担架にのってのの避難訓練を行いました
参加いただいた車椅子の方は消火器を触ったことも通報訓練も煙り体験もしたことがなかったそうです。
「出来ないからしない」のではなく、どのように火が消えるのか、もしも火災があったら煙りの中はどのような感じなのか、
「体験したからこそわかること」があるのだと思います。
まずは自分の身を守るために、その後は身体が不自由でも知識があれば誰かの助けになることもあるかもしれません。
介助者や家族はどのような備えが必要なのか参加したみんなで一緒に考えることができました。
今後は車椅子の方の実際の避難を実践できるような第2弾を企画したいと思います。
当日の様子はYoutubeでも紹介しています。【車椅子の防災訓練】